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トルコのエネルギー資源政策とトルコリラの動向 1月 13

トルコは軽工業中心の国ですが、現在この状況を克服すべく重化学工業化への政策を推し進めています。
ここで問題となるのがエネルギー資源の問題です。
トルコのエネルギー資源と言うと石炭ぐらいしかないと言われ中東アジアの国として比較するとエネルギー資源に乏しい国です。
現在、ロシアやイランなどの中東諸国にエネルギー資源を頼っている状況です。

トルコは慢性的な貿易赤字で、それでも観光と出稼ぎ労働からの仕送りで何とか経常収支のバランスを保っている状況です。
このエネルギー資源の依存の状況から脱却する政策をトルコ政府は主に3つ掲げています。
第一は原子力発電所の増設です。
現在トルコには原発が1基存在しますが、それを今後増設していこうという計画です。
これによってロシアへの石油、天然ガス等の資源依存から脱却しようという戦略です。
二つ目はエネルギーパイプラインの建設です。
トルコは東ヨーロッパと中東・ロシアとの間に挟まれた比較的地政学的に恵まれた環境にあります。
エネルギーパイプラインを引くには必ずトルコを経由するしかありません。
そこでパイプラインの主導権を握りその利権を獲得することで資源依存から脱却しようとする戦略です。
最後に現在トルコは黒海で油田の開発を進めています。
トルコは第一次世界大戦に敗北し2023年まで地下資源を開発しないという条約を結んでいます。
これが2023年無効になります。
このため石油・天然ガス開発の準備に着手し始めました。
これが上手くいけば資源輸入国から輸出国へ変わる可能性もあります。

資源の政策も含め重化学工業化が堅調に進むと世界中の多くの企業が見込んでおり、日本でもトヨタ、ホンダが進出を決めています。
他の新興国と比較しても世界の中での経済的地位、特にエネルギー資源に関する地位が大きく変わり得る国です。
トルコは新興国の中でも比較的高金利の国としてトルコリラは投資対象として魅力的な通貨と見做されていますが未だ通貨としては弱含みで推移しています。
しかし今後エネルギー政策の成功を背景に重化学工業化が進めば輸出国に転じる可能性がありトルコリラも強い通貨に転じる可能性は大きいと考えられています。

Category: 高金利
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