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インフレの食と観光への影響 1月 07

少子高齢化、これに伴う急激な財政赤字の膨張。
こうした深刻な経済財政の中、政府日銀は円安誘導することで約2%の緩やかなインフレを目標に掲げました。

政府の想定を超え急速な円安が進行したのは周知のとおりです。
最終目標のインフレですが円安による輸入物価の上昇と消費税に伴う便乗値上げで食料品の物価指数は3%近く上昇しました。
これにより家計を見ると戦後一貫して低下し続けてきた食への支出の比率、つまりエンゲル係数が上昇に転じるという異常な事態になりました。
家計の食への支出負担が上昇したため耐久財をはじめとする工業製品への支出・需要が激減し工業出荷指数国内向けは減少、食で上昇していた物価も工業製品を含んだ総合物価ではわずかな上昇から再びデフレ基調へ反転しつつあります。

一方、急速な円安によって海外から日本へ観光に訪れる人が急増しています。
中国人の爆買いにみられるように円レートの低下で相対的に安くなった日本への観光費用と国内製品に需要が集中しています。
しかし逆に日本人が海外に観光に行った場合は訪問先の物価の高さに悩まされます。
急速な円安によってつい数年前まで日本円にして300円程度のハンバーガーが1つ500円~600円、といった具合です。
日本人があっという間に貧乏になってしまったということを実感させられます。
日本の社会保障を守るため、また多額の財政赤字の問題を解決するためには今後インフレ基調の経済にしていく必要がありますが、そこには日本人の中でも立ち位置によってメリット、デメリットがあるようです。

Category: 高金利
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